丘の上の裏庭がある家

庭に植えたい一本の樹。そこからイメージをふくらませることから始まった、高台の上の住まいです。
前面道路から立ち上がったコンクリート壁の威圧感を和らげるよう前庭を作り、
プライベートな裏庭にはイメージの元となる楓の樹のほかにも、たくさんの緑をちりばめました。
緑に全てを譲るのではなく、コントラストで引き立てあうシャープな家になりました。

Entrance
ドアを開けると、早速ハイライト。
引き込まれたリビングドアの向こうに季節の色をまとう楓がのぞきます。
極力シンプルな要素でまとめながら、無垢材のルーバードアを開けると
充実の収納が控えています。
Living
3つの大きな窓、それぞれが額のように庭の緑を収めています。
視線が外にあるときはもちろん、室内にあるときもリラックスできる、
落ち着いた色目の木を床材に使い、家具のセレクトもバランスを考え
コーディネーターと意見を交わしながら進めました。
Dining
新しく建てる家で使いたかったカップボード。
設計段階から配置についてご相談頂き、キッチンの後ろにすっきりと納めました。
視線を切る壁の向こうはパントリー→洗面室→風呂がコンパクトに繋がり、
隠れたところで収納をしっかり確保しています。
2nd Living
白くすっきりまとめた1Fリビングに対し、2Fの客間は雰囲気を変えて。
ラフな合板で仕上げた一室はガレージルームをイメージしました。
床のパイン無垢材は木目が立体的な浮造仕上げ。
視覚に美しく手触りに優しいだけでなく、
木の表面を強くして傷が目立ちにくくなる知恵の技法です。
2F Hall
2Fの4部屋はそれぞれのコンセプトに合わせたカラードアで演出。
落ち着いたブルーは主寝室、
ゲストとの時間を楽しむセカンドリビングはクリムゾン、
快活な子供部屋は淡いイエローとミントグリーンで。

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