通り土間のあるお家

インテリアや間取りを見るのがお好きだったA様、ご結婚前から「早く家を建てたいな」と話していらしたそう。仕事が落ち着かれたタイミングで、そろそろかなと本格始動。
幾つかの施工会社の中から、見学会で見た担当設計士の自邸がA様の好みと一致、言葉なしでもイメージが伝わりそうと決めていただきました。

お二人が描かれたのは、家族の雰囲気を感じながらも、それぞれに過ごせる場所がある家。賃貸で住まれていたデザイナーズハウスでの生活に、気付きがあったと伺いました。
「リビング・中庭・書庫とダイニング・キッチンのように、みんなで過ごす場所と生活の場所が分かれた間取り」「食事して寝るだけじゃない、いい家の良さ。料理やくつろいでいるだけで楽しいんです」と自分たちの”過ごすのが気持ちいいお家”を追求。

外と内がつながる中庭を設け、念願の「カーテンなしで過ごしたい」が実現。当初は眺めるための庭を、打ち合わせの会話から「外に出て過ごせるほうがいいのでは」と設計士の提案でサイズを変更。今では中庭での朝食や、日の傾きで時間や季節を感じる暮らしを楽しんでいただいています。

土間リビングには障子を合わせ、ジャパンディなインテリアの中で植物などのお手入れも。
見通せるよう低くしたキッチン腰壁には、ルポハウス初となる自然美が特徴の大谷石を採用、雰囲気のある空間の主役です。
一見平屋に見える外観、木の巾木、中庭ありきの書斎、ごろんと横になれる幅と奥行きを調整した造作ダイニングベンチ、1Fにまとめたパントリーとクローゼットなど「和」をベースにゆとりをプラスし、時代を経ても飽きのこない住まいが完成しました。

家づくりノートをつくり、気になった画像を貼ったり、間取りを描いたりされていたというA様。迷った時には見返し、メリットデメリットを書き比べ、進めていただいたのだとか。
お二人で興味を持って温めてこられた思いが「ついにという感じ、すごく楽しかったです」とカタチに。
ご家族が増えたおうち時間、新たなつながりを育んでくださいね。