暮らしを愉しむ2階リビングの家

「子どもの独立や愛犬とのお別れがあって、これから二人で住んでいく家を」と建て替えを決心されたT様ご夫妻。幾つかの工務店をご覧になっていた中、ルポハウスの見学会で感じた雰囲気や大工さんのていねいな仕事を気に入り、一緒にと選んでいただきました。

「不満を全部解消する家でお願いした」というお家づくり。最初にお二人で書き出した「どんな家にしたいか」で辿り着いたのが、開放的に暮らす2階リビングです。外の視線を気にして窓を閉めていたという生活から、オープンで居心地のいい暮らしへ。周辺を熟知した視点のもと、今と今後の住みやすさを見据え取り組んでいただきました。

終の棲家、という思いも込めていただいたT様邸。出来る限りバリアフリーでというご希望のもと、1階のプライベートゾーンを計画。奥様の階段への不安を拭うご主人の「エレベーター有りきの2階リビング」もその一つです。
さらに車椅子でも行き来できる駐車場から勝手口までのスロープ、何でも洗えるスロップシンク、手摺りや介助しやすい広さでまとめた洗面＆トイレ、引き戸のお風呂、フットライトが灯る寝室…、もしもの安心につながる仕様に大切な気付きが散りばめられています。

快適さに加え、ご夫妻それぞれの「絶対」もかなえていただきました。奥様はインディアンキッチンラックのあるステンレスキッチンを実現。吊るす収納でしまう作業をカットし、造作ダイニングテーブル下には食器棚を設け居酒屋スタイルでお酒を楽しみます。
ご主人は長年の夢だった、音楽や映画鑑賞を謳歌するリスニングルーム。神戸まで設計士と下見に行ったことも印象深かったのだとか。リビングに設けた書斎スペースの個室感もお気に入りです。
「部屋数は多くないけど、畳コーナーや1・2階のホールなど思っていた以上に居場所があっていい感じ」という声に日々の充実度が伝わります。

「自分の家をこの歳になって初めて思い通りに、という感じです。こんなことしたいなを一緒に考えてもらいながら決める時間が楽しかった」と振り返ってくださったお二人。テラスで星を眺めながらのワインやお孫さんたちとの時間…、これからも素敵な時間をたくさん重ねてくださいね。