横ガルバのガレージハウス

「カフェかと思ったら違ってがっかり。まさかそこで家を建てることになるとは(笑)」と始まりを振り返ってくださった、水口スタジオのご近所にお住まいだったB様ご夫妻。
家づくりへの思いに加え、プライベートな話も深め、気持ちを汲み取ってもらえたという設計士との出会いが何よりだったと教えてくださいました。

これありきとご主人が決めていらしたのが、横ガルバリウムとインナーガレージ。一目惚れされた素材は ”ありきたりじゃない家” の軸になりました。さらに、引っ越し業者さんに「あまり見たことない」と言わしめたエイジング加工したパインの無垢床は、今でもサンプルを大切にされているほどのお気に入り。思わず見上げてしまうレッドシダーの天井など、個性の強い組み合わせには、実は不安もあったのだとか。「大丈夫です」というコーディネーターの言葉が後押しになった、どこを切り取っても絵になるカッコイイ住まいです。

「私はついていくだけで…」とおっしゃる奥様が、唯一譲れなかったキッチンの造作棚。予算調整での見直しに「ここを削るくらいなら自分で払う」という男気ある発言が飛び出したとご主人。全体のイメージを描き、雰囲気も崩したくなかった思いを貫かれました。パントリーに冷蔵庫を隠して生活感をオフし、家事導線もしっかり考えられた、見た目の美しさと快適な暮らしを兼ね備えた空間です。

我が家に始めて足を踏み入れた時は、感動と衝撃だったとお二人。思い描いていた、おしゃれでかっこ良くて「今日も早く帰ろう」と家路を急ぐ住まいが完成しました。明日へとつながる暮らしを豊かに味わってくださいね。