永く暮らす家

ある日、外で子どもたちが元気に走っている姿を見て「我慢させるのはかわいそうだな」と話したことが最初だったと教えてくださったT様。マンション暮らしでは、近隣への配慮によるストレスが親子双方にあり、利便性とのバランスで「我慢のほうが良くない」とお家づくりを決心されたのだとか。

ルポハウスとの出会いは「子どもを保育士さんに見てもらえるし居心地良くていいよ」というママ友からのご推薦。結果ご夫妻は打ち合わせに集中でき、3兄弟は「いつ行くの？！」とスタジオに行く日を楽しみにしてもらっていたと伺いました。

T様邸の土地は、縦長で幾つかの制約があるものでした。最初にご主人はこんな感じというイメージを描いて、工務店を回られたのだそう。「あれはだめでしたね。その範囲の図面しか出てこなかった。ルポの設計士さんだけが自分の案を出してくれて、それが気に入ったんです」とご主人。奥行きを生かし、毎日を大らかに暮らすお家づくりが動き出しました。

空間の開放感と、天井など後から手を入れられない箇所の機能面をそれぞれ重視されていたお二人。そこにロフト、梁見せ、和室、洗面タイル、玄関のベンチ型収納、畑のできる庭…といったこだわりをプラス。コーディネーターからの好みと予算に合った提案も良く、的確なアドバイスがやりやすかったと振り返っていただきました。

「前は背中を向けて料理をしていたので、キッチンに立った時にみんなが見えるのがいい」と奥様。家中を走り回っても怒る必要がなくなり、お互いのストレスもなくなったと笑顔です。友だちと一緒に遊ぶ子どもたちの姿、みんなが集まる吹き抜け、ご主人がのんびりした時間を過ごす中庭…何気ない時間の重なりに家族の成長が刻まれます。