愛猫と呼応する家

隣接する工場兼自宅に住まわれていたW様。手狭になる住居スペース、厳しい暑さと寒さ、三角形の土地などの環境のもと「出来るか分からないけど家を建てたいな」と話されていたのだとか。
良さそうと雑誌で見たルポハウス。第一印象は上々で「どんな家が建てられるか調べてみましょう」と早く動いてくれたことや、デザイン、要望を聞いてなんとかしようする親身な姿勢に「ここでお願いしたいな」と決めていただきました。

国道側から見える外観や、景観を取り込む暮らしを実現する広い窓などに加え、愛猫2匹の過ごしやすさという大切なこだわり。設計士が図面に書き込んだ2匹の名前、インテリアコーディネーターからの熟考のうえ丁寧に描かれたキャットスペースの提案を「うれしかった」とお二人。のびのびという願いをかなえていただきました。
当初和室について「誰かが来た時に…という固定概念に縛られていました。ある時なかったら？と考えたらすっきりして」と奥さま。発想の切り替えで、和室の代わりにヌックスペースが誕生。つい座りたくなる気持ちのいい場所は、ご夫妻と猫たちのお気に入りにスペースに。

ご主人の「難しかったのは間違いない」という注文住宅。どこまで自分たちが決めるのかという部分からの手探りや、情報を入れ過ぎたちぐはぐ感、本当にやりたいのか雰囲気でいいと思っているのかの判別など随分悩まれたと伺いました。
奥さまも「やり切れるかなと思ったことも。悩んで考えてに毎回付き合ってくださったのは大きい。幸せな時間を過ごさせてもらってるな」と感じてくださったのだとか。
情報を知った上で納得のカタチに着地し、満足度と達成感があるという住まい。要所要所の自然素材や工夫をこらした造作家具、24時間換気などの快適さの調和はイメージ以上に。
「住んで気付いたこともあって、きちんと考えてもらっていたんだな」とご実感の笑顔がうれしい家づくりになりました。

料理も食事も楽しいキッチン、ゆったり疲れをとる浴室、ウッドデッキでの時間など、愛猫と過ごす充実の暮らし。季節を紡ぐ景色を眺め、日常の中の非日常に癒やされてくださいね。